さあ、行政改革!
ちょっと間が開きましてすみません。久しぶりのブログです。
今日は自民党の行政改革推進本部の部会でした。
トピックは公務員制度改革、構造改革特区、市場化テスト、公益法人制度改革等など。
「市場化テスト」という言葉はあまりなじみが薄いと思いますが、行政改革の比較的新しい手法の一つです。
役所の仕事を外部に出す手法という意味では「民営化」や「民間委託」と同じですが、
ある仕事(業務)を指定して「官」と「民」による競争入札にかけ、サービスの品質とコスト
を比較し「どちらに仕事を任せるか」を決定する点が異なります。
このため役所が競争を意識するようになり、落札の結果がいずれであるにせよ効率の
向上が期待できると言われています。
私が以前にJICAで働くかたわら、ボランティアで某NPOの事業計画立案のお手伝いを
していた時に、この「市場化テスト」の実現に挑んだことがあります。
ある官庁の外郭団体が、役所の委託事業を随意契約(=指名による契約)で受注して
おり、非常に費用が高い割に質の悪いサービスしか提供していませんでした。
それを見て、「うちのNPOだったら3分の1の予算で、より質の高いサービスを提供できる!
サービスの受益者にとってもいいことだし、納税者にとっても無駄な税金を使わずにすむ
し、うちのNPOの財源にもなって、関係者全員にメリットがあるにちがいない!」と考えて、
市場化テストの対象にしてもらうように内閣府に申請したことがあります。
結論としては、市場化テストの対象にはならず、悔しい思いをしました。
結局、役所からの天下り・出向職員のたくさんいる役所の外郭団体が引き続き当該委託
事業を受注し続け、非効率な事業に無駄な税金が投入され続けています。
自慢じゃありませんが、NPO関係者の立場で、市場化テストに申請し、そして申請を却下
されたことのある国会議員はあまりいないと思います。
受益者にとって何が最善かを考えた上で、受注者側の立場で市場化テストに挑んだ経験
をいかし、市場化テストの更なる改善と拡大に取り組みたいと思っています。
市場化テストは、うまく機能すれば、とても良い制度になると確信しています。
また、行政改革推進本部の議題のひとつだった公益法人制度改革は、実はNPO法人制度
や寄付金に対する税控除とも密接に関係するため、NPO関係者にとって非常に重要な
改革です。
寄付金に対する税制上の優遇措置が少ないことが、NPOに寄付金がなかなか集まらない
原因のひとつになっています(それがすべてではありませんが)。
公益法人制度の改革が、税金を取る側の財務省ペースで進まないよう、しっかり見守って
いきたいと思います。
いつも主張していることですが、「小さな政府」とあわせて「大きな市民社会」をつくらなくて
はいけません。そのためにも公益法人制度の改革が、市民団体(NPO)活動の活性化に
つながる方向に進むよう努力していきたいと思います。
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