自民党シンクタンク
自民党のシンクタンクの研究テーマを検討する会議に出ました。党のシンクタンクは、霞ヶ関の官僚機構主導ではなく、政治主導の政策形成を促すために設立されました。そこで私も、「立法府の役割の再定義と機能強化」という研究プロジェクトを提案しました。原案のまま採用される可能性は高くないのですが、提案の一部を受け入れてもらえる可能性はまだ残っています。
私が考える研究プロジェクトは、立法府のあるべき理想の姿を描き、立法府の改革及び機能強化のための具体策を検討することを目的としています。
その背景には、現状では立法府と行政府との良い意味の緊張関係がなく、情報量と政策形成能力において行政府が圧倒的に優位にあり、立法府本来の立法機能やチェック機能が働いていない、という認識があります。研究を通じて、国会図書館や衆参両院の調査能力の向上、国会の事後チェック機能(政策評価機能)の強化、米国議会のGAO(Government Accountability Office:会計検査院と行政監察局をあわせたような組織)的組織の創設等に向けた具体案を示していくことができればいいと思っています。
公務員削減の流れにありますが、公務員を一律に削減するのではなく、本当に必要な公務員は増員する必要があると思います。警察、司法機関、公取や特許庁、衆参両院の立法スタッフ等は、例外的に増員してもいいと考えています。立法府のチェック機能(特にGAO的組織)を強化することで、政策の実効性を評価し、公共支出の無駄を削っていくことができます。長い目で見れば、立法府のチェック機能を強化するための人件費の増額は、政府機関全体の無駄の削減につながり、最終的には割に合う投資となるでしょう。
立法府の機能強化といったアイデアは、決して霞ヶ関の官僚機構からは出てきません。そもそも行政府は口出しできません。そういう意味では、立法府の強化のための研究は、まさに党のシンクタンクこそがやるべきテーマだと思います。
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