政策論
日本評価学会春季第3回全国大会のセッションのひとつに指定討論者(コメンテーター?)として参加して来ました。
セッションのタイトルは「エビデンス(証拠)に基づく政策立案の普及に向けて」というもの。一言で強引にまとめると、「社会実験等により効果が実証されている介入行為を、政府の政策として採用させることを目指す評価活動」のことです。
実際に成果が上がるかどうかわからない政策的介入を大規模に実施して失敗するよりも、小規模な実験で成果を検証した後で、政府の政策として採用すべきである、という至極まっとうな考え方です。
私も全面的に賛成です。
これまでの政策論議を不毛にしているのは、客観データに基づかない水掛け論です。かつて学力低下が問題視され、「学力論争」が起こりましたが、論争の結果わかったことは、学力が低下しているか否かを検証するためのデータが十分に存在しないと恐ろしい事実でした。
学力論争をするための十分な客観データがなかったという事実に愕然とします。
今日のセッションでは、客観的に検証可能なエビデンス(証拠)に基づく政策立案を行うための方法論について、教育、刑事司法、医療、ODAの4つの分野で議論がなされました。
一番の課題は、研究資金の問題です。
欧米では官庁が、この分野の調査研究のために助成しています。効果のない無駄な政策的介入をなくし、費用対効果が高く有効な政策的介入だけを実施していくためには、この「エビデンスに基づく政策立案」が重要です。
調査研究に経費をかけることで、無駄な政策をなくすことができるので、結果的に経済的にも十二分に割に合います。
行政のシステムに「エビデンスに基づく政策立案」を予算化・法制化していけるよう、努力していきたいと思います。
今朝のTBSラジオ「大宅映子の辛口コラム」で私のことをご紹介いただきました。
これからは「公」イコール「官」ではなく、「公」をNPOと行政で一緒に担っていく時代になる、といったお話しの文脈で、私の話しが出てきました。
最初大宅さんは、私が「つるんとした顔」で頼りないルックスなので、「杉村太蔵さんと同じようなタイプの小泉チルドレン」だと思っていらっしゃったそうです。
しかし、私の話しを聞いてみると、フットワークが軽くて、理想を実現するために積極的に行動していて、期待がもてる、といった趣旨のお褒めの言葉を頂きました。
辛口でなる大宅映子さんからお褒めの言葉をいただだけのですから、喜ばしいことです。 ルックス的に頼りないのは十分自覚していますが、やはりというかここでも指摘されてしまいました(笑)。
そういえば昨日のブログに書きましたが、見ず知らずのおじさんから突然「勉強不足だ!」と怒られたのは、勉強してなさそうに見える頼りない外見のせいかもしれません。しかしここで言わせて頂きますが、見た目は勉強していないように見えるかもしれませんが、忙しいスケジュールの合間を縫ってけっこう本は読んでいる方だと思います(国会議員の平均よりは・・・)。
今日の政策評価学会のセッションのためだけに、政策評価の関連の論文を何本も読み、そして総務省行政評価局の評価担当官や国会図書館の専門家から説明を受けました。今日の評価学会でわずか10分間話すために、少なくとも10時間以上勉強しました。
評価学会に参加するのも2度目ですし、これまでの蓄積も考えると、「政策評価」という分野はについては国会議員の中で最も知識がある部類に入ると自負しています。
さて、この「頼りないルックス」をどうするか。
いえ、ルックスは変えられませんので、行動力でイメージを変えていこうと思います。しばらくはむしろこのギャップを利用してやるとしますか(笑)。
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