平日は毎日毎日駅に立って演説をしておりますが、
そのとき配っているチラシの内容をご紹介します。
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国政報告(No.15)
尊敬される日本-平和創造国家ニッポン-をつくる方法
■平和外交を通じて尊敬され信頼される日本へ
これからの日本外交には「行動する平和主義」が求められています。
口先だけの平和主義でも、一国平和主義でもなく、世界で尊敬される
「平和創造国家」を築いていくことが日本外交の課題です。
国際的な人権意識の高まりの中、国連は人権理事会を創設し、日本
も選挙によって理事国に選ばれました。
人権保護のための積極的貢献が日本に期待されています。
人権侵害の最たるものが北朝鮮の拉致問題です。拉致問題解決に
向け、北朝鮮と対峙するためには、国際社会の支持が不可欠です。
しかし、日本にとって都合の良い時だけ国際社会を頼っても理解を
得られるものではありません。
北朝鮮の人権侵害だけを非難して、他国の人権侵害を見過ごすこと
は道義的に許されません。日頃から国際的な人権保護活動に地道に
貢献することが、拉致問題のような近隣諸国との問題を解決していく
上でも大きな意味を持ちます。
近隣諸国との関係で言えば、近年中国の外交的影響力の増大が著しく、
競争相手として中国を意識せざるを得ない状況にあります。
中国は軍事援助や武器輸出を通じてアフリカや中南米で政治的影響力
を増しています。
他方、日本は比較優位を持つ分野で影響力を強化すべきです。
日本は、非西欧の民主国家であり、ODA(政府開発援助)大国であり、
かつ、科学技術と経済規模ではいまだ中国に対して優位にあります。
日本は軍事援助や武器輸出を行っていない点、また、専守防衛に徹
する非核国である点でも道義的優位にあります。
中国が軍事援助で国際的影響力を拡大している現状に対して、日本は
平和的な手段で外交的影響力の強化を図るべきでしょう。
■平和を創造するための国際貢献
戦後日本は紛争当事者に軍事援助や武器輸出を行ったことがあり
ません。あるイラク人の地雷除去専門家が「私は日本が好きだ。世界中
のいろんな国で製造された地雷を除去してきたが、一度もメイド・イン・
ジャパンの地雷を見たことがない。」と言っていました。
武器輸出に関して既得権のない日本だからこそ、自由な立場から武器
取引の規制強化に貢献できます。
紛争国、テロ組織や犯罪集団に殺傷能力の高い武器が流れないように、
武器取引の国際規制に日本が積極的な役割を果たすべきです。
また、日本は世界で唯一の被爆国であり、かつ、核兵器を保有していま
せん。そのため核の拡散防止のために積極的に発言できる立場にあり
ます。
核の軍事転用防止と平和利用の促進に、日本は技術力で貢献できます。
核拡散防止の国際的枠組みづくりに協力することは、世界の平和と安定
に役立つと同時に、北朝鮮の核開発阻止にも有益です。
さらに、キリスト教国でもイスラム教国でもない日本は、中近東やアジア
地域の文明間・宗教間の紛争解決において、中立的第三者として和平
工作を行うことが可能です。
紛争の多いアフリカにおいて、非西欧の日本は植民地支配の経験が
ありません。そのためアフリカの人々は、日本に対して大変良い印象を
持っています。
また、日本は世界第2のODA大国であり、復興援助を交渉材料にして
和平を促すことができます。このように日本は内戦が続く国々で和平工作
を行いやすい条件に恵まれています。
貧困や社会的不公正がテロの温床になっていることは、広く認識されて
います。紛争地やイスラム圏における貧困削減や社会的弱者支援への
ODAの活用は、もっとも「平和的なテロ対策」と言えます。
平和的な援助で暴力の連鎖を止めるべき、という認識の下、日本を除く
先進国はODAを増やしつつあります。ODAはテロ対策の文脈でも重要な
外交ツールです。
■国際社会のルールづくりへの貢献
国際社会の法と秩序の維持、そしてルールづくりにも日本が貢献できる
ことは数多くあります。国家間の紛争、あるいは、国内の人種間や宗教
間の争いを、武力衝突によってではなく、司法の場で、また、対話を通じ
て解決する仕組み、血を流さずに対立を解消する仕組みが重要です。
過去40年以上にわたって日本は、府中の国連アジア極東犯罪防止
研修所での研修やODAによる法整備支援を通じ、世界の司法制度づくり
に貢献してきました。
ジェノサイド(集団虐殺)や拷問等の人道に対する罪を処罰する国際
刑事裁判所(ICC)に日本も積極的に貢献すべきです。また、ODAの
技術協力を通じて、発展途上国のWTO加盟支援や、国際貿易の
ルールづくり、知的所有権(特許)保護の枠組みづくりにおいても、
日本は貢献してきました。
■東アジア共同体の形成に向けて
将来の東アジア共同体形成に向け、日本はアジアにおける共通の
ルールづくりでリーダーシップを発揮できます。
経済発展著しい中国も、市場経済・自由経済の伝統に欠け、経済分野
でアジア共通のルールづくりをリードすることは不可能でしょう。
また、国際社会における政治大国の中国は、国内政治においては
民主的な選挙を行った経験は皆無に近く、人権問題では国際社会の
批判を浴びています。
人権保護や民主主義といった分野で中国がリーダーシップを取る可能性
は皆無です。
日本こそがアジアの民主国家として、発展途上国の人権や民主主義の
発展のためにリーダーシップを取ることができます。
アジアの民衆も、中国との経済関係強化を望んでいても、中国のような
共産党一党独裁の国をつくりたいとは思わないでしょう。
日本は、経済繁栄と民主主義を同時に達成した国として、アジアの
途上国のモデルになり得ます。
東アジア共同体の形成に向けて日本がリーダーシップを発揮し、その
中に中国やロシアも取り込み、地域共通の経済的利益を追求していく
ことで、相互依存の関係を深化させることができます。
欧州連合(EU)は共通の経済的利益を目指した枠組みから発展しました。
第二次大戦まで何度も戦争を繰り返してきたドイツとフランスが、いまや
両国間の戦争など想像できないほど強固な協力関係を築いています。
共通の経済的利益を追求していく中で、信頼を醸成することができます。
東アジアに平和と安定、繁栄をもたらすため、東アジア共同体の形成に
向けた地道な努力を積み重ねることが重要です。
いまや国際社会の公共益と日本の国益は密接不可分です。
日本は、平和外交、人道援助、国際社会のルールづくりを通じ、世界の
平和の創造に貢献できます。
そして、そのことが日本の平和と繁栄に直結します。
平和を創造する外交こそ、日本外交の柱となるべきです。
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