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2006年9月14日 (木)

造反議員の復党問題

新聞報道等を見ると、郵政造反議員を復党させるべき、
という党内世論が形成されつつあるように感じます。
私は今の段階で造反議員の復党を認めるのは、
大きな間違いだと思います。

自民党には自由党や新自由クラブから復党して、
活躍している先輩議員は何人もいます。
そういう意味では復党は絶対にダメだ、とは言いません。
しかし、今の段階で郵政造反組の復党を認めれば、
あきらかに参院選対策と見なされ、
「去年の郵政解散はなんだったんだ?」
というご批判を有権者から受けると思います。
原理原則もなく、単なる参院選対策で復党問題を議論する
のは間違いです。
ある一定の基準を決めて、それをクリアした造反議員のみ
参院選後に復党を認める、といった対応が必要だと思います。

衆院の造反組は、自民党の公認候補と戦ったわけです。
自民党の政策に反対して小選挙区で戦った相手を、
目先の参院選対策のためだけに無原則に復党させては、
何のために“非情”だの、“冷酷”だのと批判されながら、
無理をして対立候補を擁立したのかわからなくなります。

また、“刺客”と揶揄されながらも造反議員と戦った新人
議員や、その議員に投票して下さった有権者に対しても、
説明が出来なくなります。

郵政造反組の議員は、己の信念を貫いて自民党公認候補と
戦い、自民党からは切り捨てられたのかもしれませんが、
少なくとも自分の信念と名誉を守ることはできました。
結果的に有権者の信任を得て当選した方も多いわけです。

しかし、郵政造反組と戦って当選した新人議員が、
造反組を復党させることで不利益をこうむることがあれば、
自民党は何の落ち度のない人間を切る捨てることになります。
そのような切り捨てを行うようであれば、国民の信頼を失うこと
になるのは明らかです。

郵政造反組の切り捨てには、政策的な大義名分がありました。
しかし、参院選対策のためだけに、造反組と戦った新人議員を
切り捨てるのには、何の大義名分もありません。

一般社会と同じく、政治の世界にも建前と本音がありますが、
建前(大義名分)を疎かにするのは堕落への第一歩だと思います。
たとえ建前でも、大義を主張し続けていれば、
「言葉の自己実現性」みたいな効果が表れると思います。
大義も呪文のように唱え続けていればそれが本音となり、
周囲の行動変容を促すのだと思います。

原理原則に忠実に、大義を言い続けることが、大切だと思います。
原理原則に忠実に行動することが信頼につながり、
それが選挙結果にも反映されると思います。

民主党の小沢代表のいわゆる「どぶ板」重視の選挙戦略に対しては、
我が党は政策の質と政策実施能力で勝負すべきだと思います。
造反議員の復党を無原則に認めれば、
目先の造反議員票は得られても、
無党派層の票を大幅に失うことになりかねません。

造反議員の復党問題には、慎重な対応が必要です。

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