« 朝の駅頭演説の内容 | トップページ | 党役員人事=コミュニケーション重視戦略 »

2006年9月23日 (土)

はやりの政治ブログ:危険な兆候(?)

この頃、はやっている政治ブログをのぞいてみました。
驚いたことに、政治分野の人気ランキングのトップ10のすべてが、
かなり右翼的な内容のブログでした。

上位10位までのすべてが政治的に相当右寄りで、
左翼系も中道リベラル系も10位以内に入っていません。
判で押したように、反中、反韓、反北朝鮮であり、
強硬で毅然とした外交を主張しています。
保守的ではなく、 右翼的な言動が好まれているように感じました。
保守的と言うより、復古的(戦前回帰的)な言動が受けている様子
です。

わが国の保守本流の良さは、 軽武装・経済重視・英米協調、
悪く言えば「金持ちケンカせず」的な寛容さ、 にあると思います。
戦前で言えば、軍国主義・革新官僚(統制派官僚)ではなく、
英米派・軍縮派・自由貿易・国際協調路線こそが保守本流だと
認識しています。

ネットの世界では中国や韓国・北朝鮮に対して強硬な態度を取る
ことが、 カッコイイとされているように感じます。

この頃「毅然とした自主外交」みたいなことを言う人が多いです。
1920年代に田中義一内閣も同じようなフレーズを使って、
対中戦の泥沼にはまっていきました。
田中義一首相は、その前の幣原外交(英米協調)を「軟弱外交」と
非難し、 毅然とした外交をやりました。
田中義一首相は戦争の泥沼にはまっていくきっかけをつくり、
政権末期には昭和天皇を激怒させて降板し、良いところは
ありませんでした。

私は勇気をもって「軟弱外交」を推進したいと思います。
「毅然とした態度」で経済重視・軽武装・国際協調路線を守る
べきだと思います。

私は非武装中立論者ではありません。
一定の自衛力は必要であり、日米同盟は不可欠だと考えます。
また、国連や地域共同体(アセアンやアフリカ連合)の支持・依頼
があれば、平和維持活動や人道援助に自衛隊を海外に派遣する
ことは正しいと思っています。

また、人権や民主主義を尊重しない、共産党一党独裁の中国や
軍事独裁の北朝鮮とは、価値観を共有できないと思っています。
しかしながら、いたずらに近隣諸国とのパトリオット・ゲーム(偏狭な
愛国心のぶつかり合い)を繰り返し、東アジアの冷戦構造を深刻化
させることは無益だと思っています。
日米同盟を機軸にしつつも、近隣諸国との関係改善に取り組む
時期に来ていると思います。

ネットの世界の右傾化を危惧し、
保守本流的な寛容さを大切にした政治ブログを目指します。

|