自民党は中国共産党的政党?!
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)主催の、
NGOと政府の連携についての対話集会がありました。
日本のNGO関係者と超党派の議員ら(UNHCR友好議員連盟)で議論しました。
議論の中身はNGOへの公的助成等についてで、
テクニカルな内容だったのでここで詳細は述べませんが、
他党の議員やNGO関係者に対して、
自民党の国際協力NGO小委員会の取り組みについて報告しました。
NGO支援策については自民党が一番先を行っているように思いました。
ところで、おもしろいと思ったのは別のことです。
他党の議員が「自民党は中国共産党みたいですね。」
という趣旨のことを冗談めかして言いました。
その意味するところは、
自民党には党内に○○部会や△△調査会、□□小委員会と言った組織が100以上あります。
それぞれが政府(行政府)とは異なる角度から、
政策課題について調査や議論を進め、
国の政策にかなりの影響力を及ぼしています。
そんな現状を茶化して言ったものです。
自民党の政務調査会の部会(例:外交部会、農林部会)は、
法案や予算の事前審査を通じて政府の政策決定に大きな影響力を持ちます。
私も党の国際協力NGO小委員会の事務局長をつとめ、
党としてのNGO政策の提言を取りまとめていますが、
その提言を外務省は無視できません。
ある学者は、政府(内閣)と与党の2つが並び立つ、
「双頭の鷲」的な権力構造だと言っています(記憶に基づくため、出展不明)。
大雑把に言うと、中国では例えば共産党の中央軍事委員会が、
国家(行政府)の中央軍事委員会と一体になっていて、
「党 イコール 国家」という体制になっています。
自民党の場合、国防部会というのがあって、
国防部会長と防衛大臣とが対等に近い形で議論します。
党の国防部会には政府から大臣や副大臣が説明にやってきます。
党の了承を得ないことには、防衛省は法案も予算も国会に提出できません。
この「双頭の鷲」システムには弊害もあります。
責任の所在が不明確になったり、
党内議論がオープンではないため国民の目から見えにくくなったり、
という問題があります。
他方、今日の超党派の議連の議論に比べると、
わが党の国際協力NGO小委員会の議論はレベルが高く、
提案も具体的で一歩先を行っていると思いました。
政策の詰め、政策の現実性、情報の蓄積ということに関しては、
まだまだ民主党の及ぶところではありません。
自民党の底力の源泉は、この「双頭の鷲」システムにあるのかもしれません。
「双頭の鷲」システムの弊害を除去し、
さらに政策立案能力を強化する方法を工夫していく必要があるようです。
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