文化人類学的考察の必要性
今朝の外交部会は、アジア各国に駐在する大使との
意見交換会でした。
自民党の政調会長から挨拶があり、
返礼に政府側の外務副大臣から挨拶がありました。
どっちも自民党議員なのに、
党の代表と政府の代表でエール交換があって会が始まります。
ある意味、不思議な儀礼です。
この儀礼に時間をかけるのが政界のマナーなのかもしれませんが、
私などはさっさと本題に入った方が時間を有効に使えるのに、
冷静に考えてしまいます。
自民党も国会もいろんな不文律や慣習があり、
それをマスターすると、「国対族」になれます。
また、なんども役所から「レク」(=法案や予算の事前説明)を受け、
自民党の部会で役所が作った「ご発言要領」と題したペーパーを、
感情を込めて上手に朗読できるようになると、
めでたく「族議員」の仲間入りです。
一流の族議員になるためには、「国民のため」とか、
「一時の人気取りのポピュリズムに流されることなく」とか、
いろんな枕詞を連ねた上で、
うまく役所の権益を守ることができないといけません。
アフリカや大洋州の部族社会を研究している文化人類学者が、
永田町の慣習や儀礼を研究してみるとおもしろいかもしれません。
「東アフリカのヌアー族と自民党農林族の比較研究」とか、
誰かやってみてほしいものです。
儀礼や不文律、慣習に捉われず、
世間の常識に照らして、
当たり前のことを当たり前に実行していく、
それが改革の第一歩なのかもしれません。
また、河野太郎先生が言っていることですが、
「族議員」と「政策通」とは異なります。
特定の政策課題について専門性が強く、
役所とはケースバイケースの淡い付き合いを保ち、
ある政策では役所と戦い、
他のある政策では役所と連携協力できる、
それが「政策通」の政治家だと思います。
「族議員」にならず、
「政策通」の政治家になりたいものです。
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