中国の軍拡
中国の軍事費が、日本の防衛費をこえたという報道がありました。
不安を覚える方も多いと思います。
公表されている防衛費(軍事費)については、
日本と中国はほぼ同額ですが、
実際には公表されていない部分も含めれば、
日本の2~3倍の軍事費だと言われています。
他方、アメリカはざっと言うと、日本の10倍の国防費をつぎ込んでいます。
米国の国防費は、中国の3~5倍と見てよいでしょう。
軍事力は金額だけで測れるものではないですが、
金額だけで言えば、日米合計額で中国の3倍以上です。
また、日本も高度経済成長期には、
毎年10%超のペースで防衛費を拡大していたことを考えれば、
中国の経済成長にともなって軍事費が増えるのも理解できます。
日米同盟が機能する限り、
中国は大きな脅威ではないと言えます。
さらに、金額という「量」で測ってもそうですが、
「質」の面(経験値、戦術、ノウハウの蓄積、ICT技術等)を見ても、
アメリカの優位は変わりません。ここでは質の議論は無視します。
日米同盟が機能する限り、
闇雲に中国の脅威におびえる必要はありません。
自主防衛を声高に叫ぶタカ派の議員もいますが、
自主防衛(=アメリカに頼らない防衛)を推進すれば、
少なくとも中国並みの防衛費が必要になり、
いまの5兆円程度では足りません。
10兆円~15兆円も防衛費にあてなくてはいけないでしょう。
今の日本の財政状況を考えれば、財政的自殺行為です。
また、防衛費にそれだけ予算を割けば、
社会保障や教育、生産的な投資に振り向ける予算が枯渇します。
経済的にも日本は破綻です。
中国の脅威に闇雲におびえないこと、
日米同盟をしっかり守ること、
中国との関係を改善して東アジアの安定を保つこと、
が大切です。
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