日本に『民主主義』を起業する
表題は最近読んだ本のタイトル(*)です。
著者の鈴木崇弘先生は、自民党シンクタンクの事務局長です。
鈴木さんが日本に本格的なシンクタンクを創設すべく、
悪戦苦闘してきた半生を振り返った本です。
副題は「自伝的シンクタンク論」です。
日本にはまだ民主主義が存在せず、
これから「起業」していかなくてはいけない、
という問題意識で書かれています。
私も実際に国政に携わってみて同じ感想を持ちました。
鈴木先生の主張を私なりに要約すると、
1)政策形成のプロセスをオープンに。
2)政策形成を霞が関が独占している状況を打破すべき。
3)非営利独立の政策シンクタンクが複数存在し、
多様な政策オプションを提示することが大切。
4)政党のシンクタンクも、官僚主導からの脱却に有効。
5)政策人材、政策メディア、政策シンクタンクの3つが、
成熟した民主国家には必須のアイテム。
残念ながら、いまの日本はどれも弱い。
テーマはマニアックですが、読みやすくておもしろい本です。
ぜひご一読を!
*「日本に『民主主義』を起業する」、鈴木崇弘著、第一書林、2007年
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