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2007年7月23日 (月)

安倍政権の支持率

安倍政権の支持率が下がりつづけ、
ついに神奈川県内では16%代になりました。
うちの地元の川崎市は都市部なので16%よりさらに低いでしょう。

小泉政権の特色はなんと言っても、
自民党内の敵との戦いが注目されたことでしょう。
「自民(与党)VS 野党」という通常の図式ではなく、
「小泉首相 VS 自民党内抵抗勢力」という図式になり、
野党の影が薄くなりました。
与野党の激突より、与党内の激闘が注目されました。

そして自民党内にも味のある悪役がそろっていました。
世論の支持を得た小泉首相が、
自民党の抵抗勢力を排除しながら、
改革を推し進めていく、という構図になりました。

小泉改革の原動力は、まぎれもなく世論の支持でした。
世論の支持なくしては、党内の抵抗勢力に屈服していたでしょう。
世論の支持に背中を押されて改革が進み、
それによって、国民が「政治に参加している」
という意識を持つことにつながったのかもしれません。

それに比較すると、
自民党内の圧倒的支持を得てできた安部政権では、
党内に敵らしい敵は見当たりません。
すっぽりと「自民(与党)VS 野党」という伝統の図式にはまります。

また、教育基本法改正や防衛庁の省昇格など、
世論の支持とはあまり関係のないところで、
安倍政権は実績をあげてきました。
この二つの実績は自民党のコアな支持者層にはアピールしますが、
生活に密着していないため、あまり一般の国民の関心を呼びません。
それも政治が遠く感じられる要因ではないかと思います。

さらに自民党が一丸となって、やや強引な国会運営をしたことも、
国民が「政治に参加している」という意識を薄めることになったと思います。

安倍政権の支持率向上には、
1)もっと国民の生活に密着した実績をアピールする、
2)政策論議に時間をかけて国民の納得を得る、
3)党内の議論を活性化させて、党内の真剣な政策論議を国民に見てもらう、
  そして、多様な意見を尊重する、
といった工夫が必要ではないかと思います。

よく「首相のリーダーシップ」という言い回しが使われますが、
リーダーシップは、つき従う人(フォロアー)がいて初めて成立します。
国民がついていけるよう、わかりやすく時間をかけて説明し、
納得してもらいながら政策を実行していくことが大切です。
支持率アップには、短期的な効果を狙うパフォーマンスではなく、
誠実で丁寧な説明と政権運営を心がけるしかないと思います。

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