平沼氏の復党と格差感
平沼氏の復党が決まるようです。
郵政造反組の復党・復権はおおむね完了し、
次は造反組と刺客組との公認調整へと話題が移るのでしょう。
ますます古い自民党への回帰が鮮明になり、
郵政解散のときに自民党を支持してくれた人たちが、
ますます離れていくのではないかと心配です。
先の内閣改造以来、構造改革路線からの脱却が進んでいます。
戦後レジームからの脱却はあまり進まず、
小泉改革路線からの脱却は急ピッチで進んでいます。
これも参院選敗退の原因の捉え方を間違っているせいです。
格差是正の美名の下に公共事業のばら撒きが復活しそうです。
これ以上借金を増やしたら、いつか国家の財政が破綻しかねません。
短期的な利益、目先の選挙ばかりを優先して、
10年、20年先の日本の破局を招いてはいけません。
歳出削減と経済成長戦略の路線から外れてはいけません。
また、別の話ですが、与謝野官房長官のコメントも気になります。
長官いわく「平沼氏は麻布高校で同じクラスにいた。(中略)
帰ってもらいたいな、と友人の一人として思っている。」
安部政権で世論の評判が悪かったのは、「お友達」優遇でした。
そんな中で官房長官が、お友達優遇的なコメントをしてはまずいです。
公人は「公」と「私」はきちんと区別すべきであり、
「公」の目的のためにはときには非情に「私」の身内や友人を切り捨てるのが、
公僕としての筋の通し方だと思います。
郵政造反組の復党も、親しい人たちを戻したい、
という「私」の感情に流されるのなら、
世論の反発は避けられません。
さらに、「麻布高校のクラスメート」みたいな話をされると、
部外者は白けてしまいます。
麻布高校といえば、超名門進学校でしょう。
地方の公立小中に通い、県立高校を卒業した私にとっては、
けっこう嫌味に聞こえる会話です。
そもそも中高一貫の名門私学に行けるのは、
それなりに家がお金持ちじゃないと難しいでしょう。
格差社会と言われ、経済格差の拡大が議論されている最中に、
国家の中枢に「いいところの坊ちゃん」ばっかり集まっている、
という印象を与えるのは決してプラスではありません。
多くの国民の共感を得ようと思ったら、
学歴とか家柄の自慢はやめた方が賢明です。
発言にあたっては、ふつうの国民、一般庶民の目線を忘れないでほしいものです。
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