« 日本人記者撃たれる | トップページ | 福田総理の所信表明 »

2007年9月30日 (日)

ODAの橋崩落事故

9月26日、ベトナム南部でODAの円借款で建設中の橋が崩落し、
数十人が死亡し、多くの負傷者が出る大惨事になりました。
建設に関わったのは日本の大手ゼネコンで、国際協力銀行(JBIC)が、
円借款(有償資金協力)で資金を提供して建設中だったものです。

ミャンマー(ビルマ)の反軍政デモで日本人ジャーナリストが死亡した事故に、
世間の注目が集まっていますが、私は橋の崩落事故の方が深刻な問題だと思います。
ミャンマー(ビルマ)の銃撃事件では日本側はあくまで被害者です。
日本側に非がないので、相手国に抗議するとともに、適切な対応を求めるという、
ある意味でマニュアル的な対応をきちんとやっていくことが大切でしょう。

しかし、ベトナムの橋崩落事故は、日本側が加害者です。
日本のODA案件で多くのベトナム人労働者が亡くなっており、
迅速かつ誠実な対応が求められ、非常に難しい判断も必要でしょう。
ODAはそもそも日本との友好的な関係を築くためのものであるにもかかわらず、
事故そのものの悪影響に加えて、その後の事故処理がまずければ、
逆に二国間関係を損なう結果になりかねません。
適切な対応をとるように外務省に働きかけていきたいと思います。

|