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2007年9月20日 (木)

福田さんの魅力

今週の週刊新潮の広告を見ると大きな見出しで
「本当は政治家になりたくなかった『福田康夫』という人生」
というのがあり、興味を覚えました。
週刊誌の内容を見ていないので、断定できませんが、
なんとなく好感の持てる見出しです。

大学生とか高校生の頃から政治家を目指すのは、
私にとってはちょっと信じられない感覚です。
社会のことをよく知らないうちから、
いきなり政治家になりたいと思う理由が理解できません。
たぶん私がミクロの視点から出発する「各論派」だから、
理解できないのだと思います。

障害者福祉とか、過疎地の村おこしとか、途上国援助とか、地域の環境保全とか、
いろんな社会の問題に関心を持って、その関心領域で社会に貢献しよう、
と決意するのは十分理解できます。

例えば、日本の教育を改革しようと思って、若い頃から国会議員を目指すのは、
「各論派」の私から見ると、ちょっと嘘っぽい印象を受けます。
まずは教育学を学んで学校の先生を目指したり、
教育政策を学んで文部科学省や自治体の教育行政官を目指したり、
教育学の研究者になって教育政策を提言したり、
といった形で教育をより良くしようと思うほうが自然な気がします。

そして、教育現場で働いてみて、政策形成の上流部門の政治がおかしくて、
さまざまな問題が発生していることに気づき、やむにやまれず政治家を目指す、
といったスタイルが自然な感じがします。

正直言って、私などは大学生の頃には国会議員に悪い印象を持っていました。
よく火曜サスペンス劇場とかで、国会議員が悪役で出てきますが、
たいてい「悪徳代議士」(=衆議院議員)が登場し、
「悪徳参議院議員」が出てくるドラマはほとんど多くありません。
世間一般の国会議員(特に衆議院議員)に対する悪印象はこうして醸成され、
社会を良くしたいと思う健全な「各論派」の若者はいきなり衆議院議員を目指しません。

私が国会議員を目指したのは、ODA実務の現場で見た行政の問題や、
NGOで働いて気付いた法律や税制の問題を解決したいという思いからです。
また、仕事を通して知り合った自民党議員(塩崎恭久さんや河野太郎さん)の
まじめな政治姿勢や政策・人柄に共感を覚え、
「自民党にもまともな議員がいるもんだ」と思って、
それまで持っていた国会議員に対する悪印象がなくなったことも大きな要因でした。     

福田さんがどんな思いで政治家になり、どんな思いで総裁選に打って出たのか、
たいへん興味深いのですが、演説を聴いている限り、あまり伝わってきません。
「本当は政治家になりたくなかった」理由をぜひ詳しく知りたいものです。

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