派閥色が強い理由
今回の総裁選で派閥政治カラーが強くなったのは、次の2つ理由です。
ひとつは総裁選立候補の届出までに時間がなく、
派閥横断的な動きや若手議員中心の候補者擁立の動きが、
発生する前に時間切れになってしまったことです。
もう1週間ほど時間があれば、若手中堅の無派閥議員を中心に、
第3の候補者を擁立することもできたと思います。
もうひとつの理由は、時間がなくて党員投票をやれなかったために、
党員の声が総裁選にあまり反映されなくなったことです。
党員票の占める割合が低くなれば、
議員票を握っている派閥の力が相対的に大きくなります。
通常の総裁選挙では衆参議員票と並んで党員票300票が大きな影響力を持ちます。
しかし、今回は臨時の総裁選挙であるため、党員票がなくなり、
代わりに都道府県連の票(47都道府県連×3票=141票)になります。
党員票300票であれば、世論に近い党員票が大きな影響を与えます。
しかし、都道府県連141票であれば、大勢に影響を与えるほどにはなりません。
急な総裁選で派閥横断的グループや若手グループを組織する時間がなかったこと、
党員投票をやる時間がなく、相対的に党員の声より、議員の声が大きな影響力を持ち、
議員を束ねる派閥の影響力が大きくなってしまったこと、
この2つの要因によって派閥色が強い総裁選になってしまいました。
きちんと時間をかけて総裁選をやれば、派閥色は確実に薄くなります。
次の総裁選では、派閥に関係なく、中堅・若手の議員から総裁候補を立てて、
オープンで政策本位の総裁選挙にしたいと思います。
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