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2007年9月 8日 (土)

武道の必修化

学習指導要領が改定されて武道が中学で必修になりそうな風向きです。
日本の伝統文化に触れる機会を広げる、のも目的だそうです。

武道の必修化が悪いことだとは思いませんが、
霞ヶ関の中央政府の決定でやることなのか、
という疑問が湧いてきます。

武道といっても剣道、柔道、相撲、弓道、銃剣道などいろいろあります。
どの武道が望ましい、と文部科学省が決める必要があるのか疑問です。
基礎自治体とか、中学校区レベルで、親や先生、生徒で話し合って、
どの武道を選ぶか、そもそも武道より器械体操がいいとか、
自由に決められるようにした方がいいのではないでしょうか。
現場に裁量を下ろしていく、という教育改革こそ必要だと思います。

また、「日本の伝統文化」も中央政府が定義するより、
各自治体や学校、中学校区で話し合って定義すればいいと思います。
明治維新後150年くらいの慣習を「伝統」と呼ぶ人もいれば、
江戸時代以前からの慣習を「伝統」と呼ぶ人もいるでしょうし、
定義があいまいなものについて中央政府が基準を設ける必要はないと思います。
私の住む川崎市多摩区には、昔から薬師堂で子ども相撲をやっている地域がありますが、
そういった地域の小学校では相撲を必修にするのがいいかもしれません。

各地域に根付いた伝統こそ大切だと思います。
中央政府が「伝統」を押し付けるのはやめましょう(それが官僚機構の「伝統」ですが)。

本論とはあまり関係ありませんが、
よく「武士道が日本の伝統」みたいなことを言う人が多いのですが、
前々からシンプルな疑問を持っていました。
うちの先祖は宿屋だったので武士道とは無関係です。
江戸時代の人口比でも、士農工商のうち、
武士階級は人口の1割くらいじゃないかと思います。
そして武士階級でも女性に「武士道」がそのまま該当するのか微妙なので、
人口に占める割合でいえばわずか数パーセントの武士階級の伝統を、
日本の伝統として喧伝していいのか不思議に思ってきました。
人口比でいえば、日本の伝統の主流は「農民道」だと思いますが・・・。
素朴な疑問でした。

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