授業時間数10%アップ
文部科学省が授業時間を10%アップし、
同時に総合学習を削減する素案を取りまとめました。
私は、授業時間10%アップも、総合学習削減にも、
反対でも賛成でもありません。
しかし、方向転換が早すぎます。
これまでのいわゆる「ゆとり教育」路線や、
「総合的な学習の時間」の実践を体系的に検証することなく、
不正確で情緒的なマスコミ報道に踊らされる形で、
政策転換が図られているように思われます。
かなりの部分のマスコミ報道(特にテレビ)は、
客観的データや学術的知見に基づくのではなく、
限られた数の証言や印象論に基づいています。
いまやるべきことは、
1)学力は低下しているのか?
2)誰のどの学力が低下しているのか?
3)学力向上には何をやるべきなのか?
を緻密に議論することです。
言葉の定義から入って、
客観データや教育社会学者等の知見をいかし、
教育の問題点を検証し、
実証研究や社会実験を通じて解決策を模索しなくてはいけません。
これまでの教育改革の一番の問題は、
あっちこっちと方針がひんぱんに変わり、
現場の先生や生徒たちを混乱させてきたことです。
新しいことを始める前に、
これまでの問題点と成果を検証すべきです。
反省なくして、進歩なし。
新しいことを始める前に、
総括と反省が必要です。
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