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2007年10月 8日 (月)

第二次復党紛争か?

第二次造反組復党問題が発生しそうな雲行きです。
これから注意していないと、いつの間にか、なし崩し的に、
いわゆる「郵政造反組」の落選者も復党しかねない情勢です。

安倍改造人事で短い期間幹事長だった麻生幹事長が、
平沼代議士の無条件の復党を進めようとし、緊張が高まりました。
もっとも、その直後に安倍総理の突然の辞任となり、
麻生氏が幹事長でなくなったので、その話は立ち消えになりました。

しかし、郵政造反組で落選中の田中英夫元衆議院議員の会合に、
古賀選対委員長が出席したことで新たな火種が出てきました。
田中氏はもともと古賀委員長の派閥出身で野中元幹事長の後継者です。

造反組の扱いは、選挙区の公認調整という問題に留まりません。
自民党が原理原則にどれだけ忠実かというバロメーターであり、
「マニフェスト政治」の時代にふさわしい政党か否かを占う問題です。

私は無原則・無条件・無節操な復党には断固反対します。
きちんとした手順を踏んだ上での復党でないと、ますます国民の信頼を失います。

他方、復党に何が何でも反対ではありません。
きちんと筋を通して、条件を付けた上で、
多くの国民が納得できる形で公認調整ができれば、復党も妥当だと考えます。

復党にあたってクリアすべき条件として、以下4つが思い浮かびます。

1)復党した後に党内で郵政民営化骨抜き運動をやられては困るので、
郵政民営化に賛成することは第一条件です。

2)当たり前ですが、次の総選挙の自民党マニフェストに賛同すること。
マニフェストに賛同することを誓った上で公認証書を受け取ること。

3)小選挙区制の趣旨を考えると、総選挙前の復党は望ましくありません。
面倒ですが、解散後(「刺客」議員が失職した後)、
つまり、総選挙が始まった後に正式に復党させる、
というのが正しいプロセスだと思います。
儀礼的かもしれませんが、正当なプロセスは大事です。

4)いわゆる「刺客」現職議員との公認調整においては、客観基準を用い、
透明で公正な調整プロセスを担保すること。
党員および有権者に十分に納得していただける調整方法に拠ること。

最後の4)に関連し、いわゆる「刺客」議員を全員公認しなくてはいけない、
ということにはならないと思います。
たいへん残念なことですが、現職の新人議員の中には、
国会議員としての資質を疑われる人もいるのは事実です。
選挙区の党員から支持されず、次の選挙に勝てる見込みが薄い現職については、
候補者の差し替えも検討すべきと思います。

先の参院選においては、勝ち目の薄い現職候補の差し替えができなかったことが、
歴史的な惨敗の原因のひとつだったと言えます。
次の総選挙で同じ失敗を繰り返す必要はありません。
地元の支持がなくて、選挙になれば必敗の現職議員を公認する必要はありません。
何らかの客観基準を用いて、現職議員の選別を行うことは必要だと思います。

政党として「選挙に勝てる候補者を擁立する」あるいは、
「国会議員としての能力・適性・見識の高い候補者を擁立する」というのは、
造反組復党問題とは分けて考えるべきテーマです。
現職議員であるという既得権は、絶対ではありません。
努力を怠る議員や選挙必敗の議員は、差し替えられても仕方ありません。

面倒ですが、民主主義には「正当なプロセス」が重要だと思います。
筋を通して正当なプロセスを踏むことが、正当性の根拠となります。
郵政造反落選組の復党に関しても、小選挙区の公認調整に関しても、
正当かつ透明度の高いプロセスが担保されることを期待します。

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