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2007年12月10日 (月)

犯人目線に立て!

地域安全マップで有名な小宮信夫教授(社会学)の
講演を聴きに行きました。
私が顧問をつとめているNPO法人防犯ネットワークの勉強会で、
講師として来て頂いた小宮先生に初めてお会いし、
その後、衆議院の青少年問題特別委員会でも、
参考人として招かれた小宮先生に質問したことがあります。
それ以来のお付き合いです。

先日小宮先生から新刊「犯人目線に立て!」を献本頂きました。
講演はこの「犯人目線に立て!」の内容に沿ったもので、
どうやったら犯罪が起こる場所を予測できるかを学ぶものでした。
小宮先生のお話は、いつもながらわかりやすく、実践的でした。
犯罪が起こる場所は、「入りやすく」「見えにくい」の2つの
キーワードで予測することができるそうです。
子どもでもわかる理屈で、なるほど、と思いました。

私も途上国援助の専門家としてトレーニングを受け、
安全管理・危機管理の研修を受け、マニュアルも散々読みました。
また、東チモール、アフガニスタン等の紛争地でも仕事をしました。
それなりに安全管理の基礎は身に付いていると思いますが、
それでも小宮先生のお話はとても新鮮でした。
小宮先生の理論は途上国でも十分役に立ちそうです。
古巣のJICAに提案しようかな、と思うくらいです。

統計的には犯罪はさほど増えているわけではないので、
ワイドショーがあおっている体感治安の悪化におびえて、
過剰反応する必要はありません。
しかし、犯罪が皆無ではない以上、
交通ルールやごみ出しルールを覚えるのと同じように、
安全管理のルールを覚えるのは有益だと思います。

*小宮信夫教授「犯人目線に立て!」(PHP研究所)

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