民主党戦略の正しさ
民主党の小沢代表は次の総選挙では、
都市部を重視する姿勢を明確にしました。
きわめて正当な選挙戦略です。
参院選の選挙戦略は地方重視、
衆院選の選挙戦略は都市重視、というのが理に適います。
1.参院選で地方重視の理由
(理由1)1票の格差は地方に有利
衆議院の1票の格差は約2倍、
参議院の1票の格差は約5倍です。
参院選は1票の格差が大きく、
地方の1票は都市の1票よりも、
最大で5倍の価値があります。
*この格差自体、大きな問題ですが、ここでは触れません。
(理由2)勝敗を分ける1人区は地方
参議院の2人区は自民と民主で仲良く分け合い、
ほとんど無風の選挙といっていいでしょう。
参議院の3人区や5人区も確実に与党で1議席は取れます。
従って、参議院の1人区が勝敗を分けるポイントとなり、
参議院の1人区はすべて地方にあります。
したがって、参院選で地方重視戦略をとった民主党は正解です。
2.衆院選で都市重視の理由
(理由1)1票の格差は少ないので人口の多い都市が重要。参院選の逆です。
(理由2)参院選の1人区、2人区、3人区といった差異がないので、
衆院選では単純に議席数の多い都市部がより重要になります。
民主党は正しい選挙戦略をとりつつあるのに、
わが党はいまさら地方重視の選挙戦略をとり始めました。1年遅いんです。
もちろん疲弊した地方を何とかしなくてはいけませんが、
見えすいた選挙対策の公共事業のバラマキは都市部でマイナスです。
地方と中央との格差是正は、目先の利益にしかならないバラマキより、
地方分権のさらなる推進がもっとも効果的だと思います。
利益誘導で地方票をとるという姑息な戦略を捨てて、
霞が関の中央省庁の抵抗を排除してでも、思い切った地方分権を進めるのが、
地方との格差対策としてはまっとうだと思います。
自民党の地方分権化政策はすばらしい、という評価こそ、
地方の保守系議員を奮い立たせ、地方を元気にするのではないかと思います。
短期的な利益(利権)ではなく、長期的なビジョンと政策で総選挙を戦うのが、
一番まっとうな選挙戦略だと思います。
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