« この時期に議員の退職金? | トップページ | 3分の2再議決 »

2008年1月10日 (木)

民主党「対案」の問題点

補給法案については、民主党が否決するかどうかとか、
参議院で問責決議案が出されるかどうかとか、
法案の中身よりもプロセスばかりに注目が集まっています。

民主党が出してきた「対案」と称するものは、
あまり議論の対象にもなっていません。
しかし、この民主党の「対案」の中身こそ、
民主党の無責任体質を示す好例であり、
是非とも多くの人に知ってほしいものです。

民主党の「対案」は、人道復興支援のために、
自衛隊をアフガニスタン本土に派遣するものです。
ただし、武装勢力との停戦合意を派遣条件にしており、
最初から事実上実行不可能な「対案」と言えます。

前原誠司前代表が応じたインタビューによれば、
『与党が到底、同意できないような対案を作れ』と
小沢一郎代表が指示したという話です。
事実だとすれば(おそらく事実でしょうが)、
そもそも対案は『政局の具』で以外の何物でもありません。

昨年11月ブログで書いたので、詳しくは述べませんが、
アフガニスタンの復興支援は、JICA等の政府機関や、
NGO、あるいは国連の援助専門機関に任せるべきです。
自衛隊が出て行っても、効率と効果の面で問題があります。
自衛隊がやる必要もなければ、得意でもないことを、
自衛隊に無理やりやらせるのは賢明ではありません。
かつてアフガン北部で人道復興支援に携わった私としては、
自衛隊のアフガニスタン派遣は危険でコスト高なのに、
貢献できることが少なく、割に合わないと断言できます。

民主党が「対案」と称する粗雑な法案の問題点を
もっとマスコミも報道してほしいものです。

*ご参考(11月19日付の私のブログ)
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_620c.html

|