民主党「対案」の問題点
補給法案については、民主党が否決するかどうかとか、
参議院で問責決議案が出されるかどうかとか、
法案の中身よりもプロセスばかりに注目が集まっています。
民主党が出してきた「対案」と称するものは、
あまり議論の対象にもなっていません。
しかし、この民主党の「対案」の中身こそ、
民主党の無責任体質を示す好例であり、
是非とも多くの人に知ってほしいものです。
民主党の「対案」は、人道復興支援のために、
自衛隊をアフガニスタン本土に派遣するものです。
ただし、武装勢力との停戦合意を派遣条件にしており、
最初から事実上実行不可能な「対案」と言えます。
前原誠司前代表が応じたインタビューによれば、
『与党が到底、同意できないような対案を作れ』と
小沢一郎代表が指示したという話です。
事実だとすれば(おそらく事実でしょうが)、
そもそも対案は『政局の具』で以外の何物でもありません。
昨年11月ブログで書いたので、詳しくは述べませんが、
アフガニスタンの復興支援は、JICA等の政府機関や、
NGO、あるいは国連の援助専門機関に任せるべきです。
自衛隊が出て行っても、効率と効果の面で問題があります。
自衛隊がやる必要もなければ、得意でもないことを、
自衛隊に無理やりやらせるのは賢明ではありません。
かつてアフガン北部で人道復興支援に携わった私としては、
自衛隊のアフガニスタン派遣は危険でコスト高なのに、
貢献できることが少なく、割に合わないと断言できます。
民主党が「対案」と称する粗雑な法案の問題点を
もっとマスコミも報道してほしいものです。
*ご参考(11月19日付の私のブログ)
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_620c.html
| 固定リンク
最近のコメント