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2008年2月18日 (月)

国会で心がけていること

私が国会審議で心がけていることが二つあります。
ひとつは質問を早めに事前通告すること。
もうひとつは質問時間中は質問をすること
(=質問以外に時間を割かないこと)。

今月号の「中央公論」で自民・民主の若手7名で
国会改革の提言を発表しました。
国会改革の中にマニアックな提言ですが、
「委員会開会48時間前までに質問通告をする」
という項目があります。
国会では「質問事前通告」という慣習があり、
細かいデータや法案の文言について、突然聞かれても、
答えようがないので、質問内容を事前に通告します。

一般市民には無関係なことですが、
48時間前までに質問を通告するルールの確立は、
霞が関の官僚の皆さんにとっては朗報であり、
政策論争を深め、無駄な支出を減らす良策です。

議員が質問内容を政府側に通告するのが遅くなると、
関係省庁の役人は深夜(あるいは徹夜)で、
質問に対する回答を作成することになります。
たったひとつの質問であっても、
関係する省庁が多いと数百人が残業します。
関係省庁傘下の独立行政法人等も入れれば、
もっと大勢の人たちが残業します。

これを「国会待機」と呼びますが、その残業代(?)、
光熱費、タクシー代等を合計すると、莫大な出費です。
○○省は年間××万円もタクシーチケットを使っている、
などと週刊誌などで批判されますが、
原因のほとんどは国会待機要員の帰宅用です。
また、霞が関の官僚は、異常に自殺率が高いのですが、
国会待機の長時間勤務と激務によるものも多いと思います。

官僚機構の構造的な問題点はいろいろあるにせよ、
そこで働く官僚ひとりひとりはふつうの人間です。
罪を憎んで、人を憎まず。
役所を憎んで、役人を憎まず。
人間らしい暮らし、労働者としての最低限の権利は、
中央省庁の官僚であっても認められるべきです。
そういう意味でも、無駄な残業を減らすための
「委員会開会48時間前までに質問通告をする」のは、
とても重要なことです。

また、質問準備の時間が長い方が、データ集めも丁寧にでき、
国会の議論を深めるのに役立つことでしょう。
質問が早めに上がって、準備の時間が長くとれれば、
大臣や副大臣が自分の政策スタッフやコネクションを使って、
官僚とは異なる視点から回答を考えることができます。
政治主導を進めるためにも、質問通告は早めが望ましいです。
私もなるべく早めに質問を通告するように心がけています。

また、質問で見苦しいのは、自分の自慢話や郷土の偉人伝、
二世議員の親自慢などを、質問の前置きにして長々演説する議員です。
質問の本題になかなか入らず、関係があるとは思えないような、
自慢話や昔話に質問時間を大半を費やす人もいます。
某委員会では「○○法案は、私の父の××が、△△大臣のときに、
制定したもので、ここにいる■■議員のお父様が△△委員長でした。」
といった世襲議員同士の親自慢に付き合わされ、頭にきました。
先輩議員じゃなかったら、自民党議員でも野次ってたところです。

そこで「質問時間には、質問する。」という
当たり前のことを心がけています。
質問のときには、細かいデータが必要な質問以外では、
アドリブ質問も入れ、認識や方針を聞くようにしています。

衆参ねじれ国会が本格化し、民主党が対案をどんどん出してくれば、
国会での議論がもっと政策本位になるでしょう。
民主党には、ジャンジャン対案を出してもらいたいものです。
民主党の対案にどしどし突っ込んで、政策論争で勝負したいものです。

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