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2008年3月10日 (月)

テレビのコメンテーターの?

日曜日の朝に出かける準備をしながら、
情報番組を見ていて、あらためて驚きました。
テレビのコメンテーターって何でも発言するんですね。

中国の軍拡について、写真家とか、経済学者が、
いろいろコメントしていました。
新聞社の論説委員なら、いろんなことを広く知っているから、
まだ納得できますが、写真家や経済学者が、
なぜ軍拡について語るのか、理解に苦しみます。

一般市民の声が重要なテーマならわかります。
例えば、年金問題とか、消費税とか、政治とカネとか、
国民の声に耳を傾けるのは、とても重要なことです。

しかし、中国の軍備拡大という極めて専門性の高いテーマについて、
軍事専門家や外交評論家、国際政治学者、中国研究者ではなく、
写真家や経済学者にコメントを求めることの意味がわかりません。
むしろ害の方が多いように感じます。

いろんな政策課題に対応する各分野の専門家のコメントを、
テレビでも使うようにしてほしいものです。
異なる見解をもつ複数の専門家を呼ぶといった配慮もあるとベターです。

日本のテレビメディアというのは、視聴率を取ることを優先し、
データや専門性に裏付けられた確度の高い情報を提供することには、
まったく関心がないのかもしれません。
人気のあるコメンテーターや司会者が、事実と異なることを言っても、
訂正しないケースがあまりにも多いように感じます。

専門家の意見をあまりにも軽視し過ぎるのが、
最近の日本の風潮のようにも感じます。
良識(コモンセンス)に基づく判断と、専門家の知見のバランスを、
取り戻していくことが大切だと思います。

民主的な制度が整っていても、それだけで民主主義は機能しません。
昨今の開発途上国では、選挙で選ばれた独裁者がたくさん誕生しました。
ワイマール憲法下のドイツでもヒトラーが台頭しました。
民主主義は国民の自覚や努力なしには成り立ちません。
衆愚政治への道を進まないためにも、
テレビ等の報道関係者や視聴者の側にも努力が必要だと思います。

まずは、門外漢のコメンテーターに、いい加減で不正確なコメントを
求めるのを止めることから始めてはいかがでしょうか?

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