もっと党首討論を!
昨日久しぶりに党首討論が行われ、
なかなかの盛り上がりでした。
21世紀臨調のような民間の有識者会議も、
党首討論の積極的な活用を提唱しています。
私もまったく同感です。
この数ヶ月の間に国政の大きな話題になったことは、
つなぎ法案、3分の2の再可決、大連立、同意人事、
道路特定財源の暫定税率のような年度末の日切れ法案等など、
国会運営に関する技術論ばかりでした。
政策の中身についてしっかり議論するよりも、
国会審議のスケジュール闘争ばかりやっているのが実状です。
まさに55年体制の「国対政治」のマイナス面ばかりが、
表面化していると言えるでしょう。
民主党優位の参議院では重要法案の審議が1ヶ月も放っておかれ、
いまの国会は国対同士の水面下の神経戦・消耗戦の場であり、
とても「言論の府」と呼べる状況ではありません。
そういう意味でも久しぶりに党首討論を開いたのは、
国会の正常化に向けた歩みとして良いことです。
国会の通常の審議では、野党の質問に政府が答える形ですが、
党首討論なので福田総理から小沢代表に質問する場面もありました。
質疑ではなくて、党首討論なので、野党に説明を求めるのも、
やはり重要なことだと思います。
衆参のねじれの下で、民主党は参議院を支配しています。
いわゆる「分断政府」と呼ばれる状況でもあり、
参院選前に比べ、民主党にはより大きな説明責任があります。
政府・与党側も、参議院の多数を野党に握られているという認識が薄く、
対応が後手後手になって失敗した点は反省すべきです。
他方、民主党側も55年体制の社会党と同じ「何でも反対野党」では、
国民の理解を得られないと思います。
民主党も「分断政府」の一翼を担う責任政党としての自覚を持ち、
審議拒否といったむかしの社会党的手法はやめて、
国会の本会議、委員会、党首討論といった表舞台で
堂々と政策論争を行い、お互いに妥協するところは妥協しながら、
国民生活の混乱や日本経済への悪影響を避ける努力をすべきです。
党首討論で小沢代表が「なんで私が質問を受けるのか」と言われました。
小沢代表は分断政府の片方のトップとしての自覚に欠け、
国民に対する説明責任の重要性を認識していないようです。
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