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2008年4月28日 (月)

改革なくして明日はない

昨日の山口2区補欠選挙は、自民党が負けました。
途中まで激しく追い上げていたのに、
4月15日の後期高齢者医療制度のインパクトで、
差が一気に開いたようです。
最大の敗因は、ガソリン税というより、
後期高齢者医療制度に対する反発です。
うちの地元でもこの制度は非常に評判が悪くて、
根っからの自民党支持者のお年寄りまで怒っています。
後期高齢者医療制度も法案審議中の厚労省の説明とは、
ぜんぜん実態が異なることがわかってきました。
この制度の見直しは急務です。

しかし、山口2区の補選敗退の結果を受けて、
道路特定財源暫定税率をもとに戻す再議決をやめる、
ということには決してならないでしょう。
2.6兆円の歳入欠陥を埋める代替財源はないし、
地方自治体に迷惑をかけている現状を考えても、
ここで3分の2の再議決をやめるのは不可能です。
もし再議決をやらなければ、福田総理の求心力は、
まったくなくなります。
腹をくくって、再議決に進むのでしょう。

他方、5月12日以降の2回目の再議決に関しては、
自民党内の若手議員グループが造反して、
3分の2の再議決ができないかもしれない、
と週刊誌や新聞などで騒がれています。
党の執行部や国会対策委員会も造反を心配して、
若手議員グループへの締め付けを始めているようです。
私は、造反するとも、しないとも、言っていません。
なのに、いろんな人が心配して、造反しないようにと
忠告してくださいます。

2回目の再議決が問題視されているのは、
道路特定財源の10年間維持を法制化する点です。
福田首相の一般財源化の方針に反する法案を、
再可決していいのか、という素朴な疑問に近い批判です。
造反するかもしれない、と言われている若手議員グループは、
一般財源化の明確な担保がないままの2回目の再議決に、
反発しているわけです。

私も「2回目の法案をいったん可決するけれど、
その後に必ず一般財源化を実現する」という点を
確実に担保することが重要だと思います。
単に福田総理が記者会見で発表するだけでは不十分という、
批判も当然考えられます。
特に年金記録の問題で政府与党の信頼は地に堕ちました。
よほどちゃんとした保証が必要になります。
具体的には、
(1)閣議決定で「政府」として担保し、
(2)自民党の総務会決定で「与党」として担保する、
といった二段構えの保証をして、
道路族や国交省の骨抜きを許さないようにすべきです。

道路特定財源の一般財源化を断行し、
道路関係の公益法人はゼロベースで見直す。
ガソリンにかかる税金はすべて見直して、
重油や灯油等も含めて税制を見直し、炭素税に切り替える。
といった方向性を示し、具体案をつくるべきだと思います。

道路特定財源の一般財源化、プラス、炭素税導入という
二大改革を成し遂げれば、福田総理は歴史に名を残します。

山口2区の補欠選挙の結果を受けて、
「改革を進めなくては、自民党に明日はない」
ということが改めて明らかになったと思います。
これを契機にして、福田総理におかれましては、
逆ギレ急進改革路線を暴走していただきたいものです。

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