アイヌ民族の決議案
アイヌ民族を先住民族として認め、
アイヌ民族の権利の保障につながる政策を、
推進する決議案が全会一致で可決しました。
あんまりマスコミも注目していませんが、
実はとても重要な歴史的な決議だと思います。
これまでの国家観・歴史観の転換を迫るものです。
これまで一民族一国家という建前(虚構)に基づき、
日本の社会システムは組み立てられてきたと言えるでしょう。
しかし、今回のアイヌ民族に関する国会決議では、
正面切って「単一民族国家ではない」と宣言しました。
多民族国家・多文化社会としての日本という新しい国家像を、
真剣に模索するきっかけと見なす必要があるでしょう。
単一民族国家という前提を壊していく作業が本格化します。
好むと好まざるに関わらず、在住外国人は増えていくでしょう。
たとえ政策的に外国人労働者の増加を抑制しようとしても、
非合法の外国人労働者が増えるだけのことで、
外国人労働者の数は増えていくことでしょう。
いまや東京では結婚するカップルの8組に1組は国際結婚です。
国際結婚で日本に定住する外国人も増えるし、
日本と外国の二つのバックグランドを持つ子どもたちも増えます。
大和民族(?)、アイヌ民族、帰化して日本人になった人、
国際結婚で生まれた日本国籍の人、在日外国人など、
多様なバックグランドを持つ人たちが共生できる寛容な国を、
つくっていくことが21世紀の日本の課題だと思います。
| 固定リンク

最近のコメント