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2008年6月16日 (月)

アメリカ政治の良さ

大学院のときにお世話になった先生が、
ヒラリーの予備選撤退スピーチを絶賛していたので、
ホームページで演説原稿を読んでみました。
*Hillary's Concession Speech

日本の政治と一番ちがうな、と感じたのは、
夢や希望といった前向きな表現を、
恥ずかしげもなくストレートに使っているところです。

今の日本の政治家は危機感を煽るのは得意ですが、
夢を語るのは下手な気がします。
財政再建の議論にしてもそうですが、
消費税増税のその後にどんな明るい未来があるのかを、
真剣に語る人はあまりいません。
ひたすらストイックに問題の深刻さを語り、
消費税増税に理解を求める人が多いのですが、
なかなかそれでは人は動かないと思います。

小泉元総理が人気があったのは、
明るかったからのような気もします。
説明責任という尺度で言うならば、
小泉元総理よりも安倍元総理や福田総理は、
もっと丁寧に政策を説明しています。
むしろ小泉元総理の方が説明は大雑把でした。
しかし、国民の納得感をつくり出すのは、
小泉元総理が圧倒的にうまかったように思います。
その理由は、明るかったから、ではないかと思います。

日本の政治的リーダーも危機感を持つのと同時に、
その危機を乗り越えた後の明るいビジョンを示すべきです。

ヒラリー・クリントン女史に敬意を表して、
予備選撤退スピーチの最後の部分を引用します。

It will also forever be my intention
to stand and fight for the future
of the Democratic Party and the people of America.
Your hopes. Your needs. Your dreams.
Thank you, thank you, thank you!
(私はこれからもずっとアメリカ国民と民主党、
 皆さんの希望、ニーズ、夢のために
 立ち上がり、闘うことを誓います。
 ありがとう×3!【山内仮訳】)

*むかしボランティアで翻訳やってました。
 出版社の人に「英語から日本語への翻訳はうまい」と
 ほめられたことがあります。
 裏を返すと「日本語から英語への翻訳は下手だ」
 という意味だったのかもしれません・・・。

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