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2010年8月 6日 (金)

田中秀征先生の講演

先日、元首相特別補佐の田中秀征先生に勉強会で講師をお願いしました。
たいへん示唆に富んだ講演でした。
私なりに解釈して咀嚼した内容を箇条書きすると;

1.行政改革の痛みは公務員に。財政改革の痛みは国民に。
  役所は財政改革を好み、行政改革を嫌う。
  「行財政改革」という言葉は、役人にとって都合がいい。
  みんなの党は、財政改革より、行政改革に力を入れるべき。

2.成長戦略6割、国民生活4割のバランスで力を入れるべき。
  分配するためには、まず富を作り出さなくてはいけない。
  成長してパイを大きくして、福祉の財源を創り出す。
  ただ単に分配するだけでは、ジリ貧になってしまう。

3.雇用維持は社会主義的発想。効率の悪い産業を残して成長力をそぐ。
  雇用創出が望ましい。新しい産業を興し、仕事を創り出すことを重視。
  現政権の菅総理や仙谷官房長官は、社会主義的発想の雇用維持派。

4.「財政規律」派は宗教的な信念を持っている。
  財務省に洗脳されている感がある。
  「有権者の嫌がることを言うことが正しいことだ」という信仰。
  財政は経済の一部である。
  財政を生かすために、経済を殺すのは本末転倒。
  財政再建至上主義は誤り。

5.足下の景気については、政治家はコメントしない方がいい。
  景気予測は外すことが多く、それにより信用を失うことになる。
  短期の景気対策よりも、中長期の経済成長戦略を語るのが、政治家の務め。
  長期の国家戦略こそ政治主導でやるべき仕事である。

6.人事が大事。人事が求心力になり、力の源泉である。
  公務員制度改革で、官邸に人事権を持たせることが重要。
  幹部公務員の人事は、公務員制度改革の柱である。

非常に時宜を得た講演でした。

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