2009年12月 3日 (木)

ハトミミ.コムの無駄

鳩山内閣は、役所や独立行政法人の職員からムダ遣いや違法事項の
内部通報を受ける窓口「ハトミミ.com」を設けるそうです。
趣旨は悪くないと思います。賛成です。

しかし、総理の個人名にちなんだ名称が気になります。
ムダ遣いの指摘を受け付ける窓口だそうですが、
その名称「ハトミミ.com」が、ムダを生みかねません。

鳩山内閣が5年も10年も続くならともかく、
実際のところ、鳩山内閣が何年続くかわかりません。

もし半年後に鳩山総理が辞めてしまったりすれば、
もはや「ハトミミ.com」は使えなくなります。

そしたらまたドメインを取り直し、再度広報をやり直し、
新しい名称を周知徹底しなくてはいけなくなります。
その経費や労力のことも考えておかないとムダを生みます。
政権交代しても継続して使用できる名称やドメインが望ましいと思います。

総理大臣というのは、総選挙に限らず、いつ代わるかわかりません。
過去には暗殺されたり、激務で病死されたり、
と在任中に亡くなった総理もおられます。

自分がいつ総理の座を降りるかわからないことを考えるなら、
ご自分の名前を行政の窓口につけるのはいかがなものかと思います。
そういう売名行為が税金のムダ遣いにつながります。

政策決定者というのは、自分がそのポストを離れた後でも、
継続して国家・国民の役に立つ政策や制度をつくることを考えるべきです。
自分の在任中だけでいいや、という発想で制度をつくるべきではありません。

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2009年12月 2日 (水)

みんなの党に新加入

無所属の川田龍平参院議員がみんなの党に加入することになりました。
民主党や他党からも誘われたそうですが、みんなの党を選んでくれました。

民主党のことを「党内で自由に発言できず、議員立法を禁じられ、
議員連盟に入ることも制限されている」と思って、お断りしたそうです。
正しい判断だと思います。

川田さんは薬害エイズ被害者としてたいへん有名ですが、
特に医療問題を中心に国会で活動していきたいとのことです。

川田さんは有名なので何となく先輩かと思っていたら33歳です。
若いのにしっかりしています。立派です。

みんなの党はこれで衆院5人、参院1人の計6人の勢力となります。
初の参議院の議席確保です。
来年夏の参院選でさらに党勢拡大を目指します。

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2009年11月26日 (木)

民主党の欠陥陳情システム

民主党が新しい陳情システムをつくって話題になっています。
国に対する陳情は、民主党の都道府県連を通じて、幹事長室に集中し、
それを幹事長室から各省の政務三役(=民主党議員)に伝えるそうです。

【陳情者】⇒【民主党の県連】⇒【民主党幹事長室】という流れみたいです。

これまでは地方自治体や業界団体が、個別に族議員や地元選出議員、
それに各省の官僚に陳情をしていましたが、それを事実上禁止しました。
小沢幹事長のところへ情報を集中し、「陳情処理」という名の利益誘導を
幹事長室主導でやっていこうという考えのようです。

すべての陳情に関する情報を一点に集約して、集中的に処理するのは、
一見するとスマートで効率的に見えます。
しかし、大量の情報が一点に集まると、オーバーフロー気味になり、
目詰まりを起こして、そこがボトルネックになってしまいます。

いわばソ連式の中央計画経済的なやり方と言ってもよいでしょう。
社会主義国家の計画経済は、一見するとスマートで合理的に見えました。
しかし、人間が関わる以上、理屈や合理性だけでは物事は動きません。

公平無私で中立的な人など、おそらくほとんどいません。
あらゆる人が何らかの偏見や思い込みを持っています。
完璧ではない人間が、判断し、計画を立て、実行に移すわけですから、
あまり少数の人だけで判断しない方が、間違いは少ないでしょう。

ソ連式計画経済は、
 ①決定に時間がかかる、
 ②変化に柔軟に対応できない、
 ③個別のニーズに細やかに対応できない
といった欠陥があります。

ひとりひとりの顧客のニーズにあった対応は、計画経済では無理です。
民主党のように少人数の幹事長室ですべてをコントロールしようとすれば、
ソ連の計画経済同様に、状況変化への対応力が弱まり、硬直的になります。
官僚的な組織になり、柔軟な対応はできず、非効率になっていくでしょう。

地元選出議員ルート、自治体ルート、業界団体ルート、NPOルートなど、
いろんなルートで情報があがってくることが、複眼思考につながります。
情報の伝達経路が複数あることが、強みになることはよくあります。

陳情処理の一元化が、地方自治体や業界団体の不満を高め、
民主党は墓穴を掘ることになると、私は予測しています。
ソ連的な党運営は、必ず失敗します。歴史は繰り返します。

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2009年11月24日 (火)

事業仕分け@奈良市

22日(日)と23(土)の2日間にわたって奈良に行きました。
これが「紅葉の古都・奈良散策」だったらよかったのですが、
朝9時から5時までみっちり事業仕分け作業でした。

生まれて初めて奈良に行ったのに、まったく観光はできずに、
奈良市の観光関連イベントや観光施設の事業の有効性について
カンカン諤々の議論をしてきました。

国の事業仕分けが注目を集めているせいもあって、
奈良市の事業仕分けも地元では大きな注目を集めていたようです。
奈良市もやたらとハコモノが多く、財団が多く設立されていて、
歳出削減の余地は大いにあるように見受けられました。

事業仕分けは賛否両論あるようですが、きちんとしたやり方でやって
きちんとした説明をすれば、だいたい理解してもらえるように思います。
今の民主党政権流の事業仕分けには若干不満もありますが、
おおむね正しい方向に向かっていると肯定的に評価しています。

今の鳩山政権の支持率が高止まりなのも、事業仕分けのおかげです。
在日米軍基地問題、故人献金疑惑、日本郵政の天下り人事、強行採決など
支持率を下げる要因はたくさんあるはずなのですが、
事業仕分けをめぐる派手な報道にかき消されています。
今のところ支持率アップが事業仕分け最大の成果なのかもしれません。

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2009年11月20日 (金)

民主党の軟化

今日午前3時の段階では与党側は、法案の委員会付託を強引に進め、
いわゆる「つるし」を無理やり下ろし、法案を強行採決する方針でした。
しかし、世論やマスコミの反発を恐れたためか、急に軟化してきて、
本日の午後1時からの本会議が開かれないことになりました。

あまりに強引なことをやれば支持率が急落する、ということに、
今ごろになって気がついたということでしょうか?
多少は世間の空気を読み始めたということでしょう。

それでもまだ無理な国会運営に対する警戒は解けません。
例えば、郵政民営化のプロセスを凍結させる法案審議を
わずか1時間でサッサとすませようとしたりと、
今の民主党は油断していると、何をするかわかりません。

小泉元総理は郵政民営化のために衆議院を解散したくらいで、
郵政民営化の逆行させる法案審議が重要でないはずがありません。
こんな重要法案をわずか1時間(うち5分がみんなの党の質問時間)で
強引に採決に持ち込もうとするやり方は、自公政権以上の強引さです。

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2009年11月19日 (木)

鳩山政権、初の強行採決

中小企業金融円滑化法案の採決にあたって、
民主党鳩山政権として初めての強行採決を行いました。
自公政権時代の強行採決より、さらに強引なやり方です。

この臨時国会で初めての法案採決が強行採決というのは、
国会審議のスケジュール管理が甘かったということです。

自公連立政権でもしばしば強行採決をやっていましたが、
だいたい国会の後半戦でスケジュールが厳しくなってきた頃に
やむを得ずやるのが、強行採決というものです。

初っ端の法案採決から強行採決というのは、あまりにお粗末です。
与党慣れしていない民主党にとっては、初めての国会運営は難しいようです。

さらに、政権交代後の初めての法案採決が、強行採決というのは異常です。
鳩山政権の「友愛政治」のスローガンが空しく響きます。

所信表明演説で鳩山総理はこんなことをおっしゃっていました。
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政治には弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されなければならない。
そのことだけは、私の友愛政治の原点として、ここに宣言させていただきます。
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鳩山総理の友愛政治の原点が「少数の人々の視点」の尊重だとすれば、
少数派(野党)の意見を無視する強行採決は、褒められたものではありません。

民主党は野党時代に強行採決を批判して「数の横暴だ」と言っていました。
政権交代して立場が逆転すると、さっそく自公政権と同じことをやり始めました。

日本郵政の人事を見てもさっそく「天下り」と「わたり」の根絶の公約を破り、
自公時代の悪弊を大っぴらに復活させてしましました。

鳩山代表も小沢幹事長も自民党田中派出身です。古い体質から逃れられません。
先の衆議院選挙は、自民党(本家)VS自民党亜流(=民主党)の戦いで、
政権交代といっても、本質的な政策転換にならなかったようです。

政権交代のその先に政界再編がなくては、日本の政治は正常化しないと思います。
みんなの党の真価を問われるのは、政界再編を巻き起こせるか否かです。

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2009年11月18日 (水)

社説に引用されました。

ちょっと遅れましたが、11月16日付毎日新聞の社説に
私の質問主意書の内容が引用されました。

タイトルは「天下り規制後退 なし崩しは許されない」で、
以下に社説の一部を引用します。

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「天下り根絶」は、民主党がさきの衆院選で有権者に最も熱心に訴えたテーマだ。あっせんの全面禁止をマニフェストにも掲げ、官僚OBが再就職を繰り返す「渡り」にも国会論戦などを通じて厳しい批判を展開してきた。

ところが、野党議員の質問主意書に対し6日に決定した答弁書の見解は、この姿勢を根本から揺るがしかねない内容だ。

答弁書で政府は「天下り」について「府省庁が退職後の職員を企業、団体などに再就職させること」としながらも「法令に違反することなく府省庁によるあっせんを受けずに適材適所の再就職をすることは、天下りに該当しない」と結論づけた。

この見解には、落とし穴がある。もともと省庁は天下りの「あっせん」の事実すら認めようとはしておらず、省庁が「あっせんはない」と言い張ればあらゆる再就職が「天下りではない」と認定され、黙認されかねない。特に、公益法人などの幹部ポストが関係省庁の「指定席」となっている場合、対象外となるおそれがある。

それだけではない。平野博文官房長官は天下りのあっせんをする「府省庁」について、閣僚、副大臣など政務三役や官僚OBは該当しないとの見解まで表明した。これでは公務員の再就職のうち、「天下り」と認定されるケースをみつけるのが逆に難しかろう。
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ここで「野党議員」とあるのは私のことです。
この質問主意書のやり取りに関しては、
マスコミ関係で取材が何件も入りました。

民主党政権が「天下り」に関してズルズルと後退しているのを、
閣議了解を経た文章の形で確認した点に意味があります。

日本郵政関係の改革後退路線に対して、
世論があまり反応していないのが不思議です

いまは「事業仕分け」に対して注目が集まり、
民主党の脱官僚色が目立っているおかげで、
鳩山政権に対する批判が抑え目なのかもしれません。

民主党の脱官僚路線からの離脱はジワジワ効いてくると思います。
マスコミや国民の批判の目は、節穴ではないと思います。

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2009年11月16日 (月)

新党結成の動き

今朝の報道によれば、国民新党、新党日本、平沼グループが合流し、
年内の新党結成を模索しているそうです。

衆議院の議席数は、国民新党3、新党日本1、平沼グループ3なので、
合流すると議席数7となり、社民党並みの政党になります。

これまで議会運営委員会理事会では、国民新党とみんなの党が、
どちらも「陪席」というステータスで、傍聴のみ許されていて、
発言権はありませんでした。

共産党と社民党は「オブザーバー」というステータスで、
発言権はあるけれども、最終決定には参加できないような雰囲気です。
それでも発言権があるので、「陪席」よりだいぶ格上です。
新党は「オブザーバー」になりそうです。

議運理事会の運営方法の詳細などは国会法に細かな規定がなくて、
先例や慣習がモノを言う世界ですが、「陪席」だと力はありません。
「陪席」扱いが、みんなの党だけになるのは、たいへん残念です。

これまで国民新党とは政策的立ち位置はちがっても、
小政党同士で助け合う雰囲気がありました。

しかし、国民新党も新党になれば、社民党と同じ「オブザーバー」になり
連立政権の与党としてより大きな力を発揮するようになると、
みんなの党との議会運営上の協力関係が崩れるかもしれません。
その点がちょっと不安です。

新党日本の田中康夫代表、国民新党の亀井静香代表、平沼赳夫代議士と
一癖、二癖どころではない個性派ぞろいの新党ができたら、
どういう方向を目指していくのでしょうか?

大義名分に「保守勢力の結集」を掲げるなら日本新党はちょっと微妙です。
平沼グループがどんな大義名分で連立与党に入るかも見モノです。
この新党構想がどういう方向に進むのか、興味深いです。

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2009年11月13日 (金)

宮中茶会のご報告

宮中茶会に行ってきました。徒歩で。
秋の皇居の散歩は気持ちよかったです。

やっぱり江戸城は立派です。お堀も広くて美しいです。
無血開城しなかったら、薩長軍といい勝負だったかもしれません。
江戸城に比べたら、イギリス王室のウィンザー城なんて“砦”です(?)。
と、なぜかイギリス王室への対抗意識が芽生えてきます(意味不明)。

国会から皇居まで歩いて15分くらいなので歩いて行ったら、
思いがけず、皇宮警護の人にご迷惑をかけてしまいました。
テクテク歩いて皇居正門にたどり着いたら怪訝な顔をされました。

案内状には「徒歩で来ないで下さい」とは書いてありませんが、
どうやら宮中公式行事には、車で来るのがルールになっていて、
徒歩で来る人はいないようです。

皇居正門の警護の人はわざわざ無線で上司の人に報告して、
相談した上で、やっと皇居内に入れてもらえました。

あとで先輩議員に聞いたら、車で来るのが当たり前で、
車がない人(あるいは運転手がいない人)は、
この日のためにハイヤーを雇ってくるそうです。

帰りはまた警護の人に迷惑をかけてはいけないので、
河野太郎さんの車に便乗させてもらって帰ってきました。

また大きな誤解でしたが「茶会」といっても茶道は無関係でした。
お茶(紅茶)もビールも日本酒もシャンペンも出る立食パーティーでした。

茶会の前には宮内庁の楽師による舞(雅楽)が披露されました。
二つの出し物のうちひとつは「萬歳楽(まんざいらく)」で
もうひとつは「延喜楽」というものでしたが、説明によれば、
前者は中国系の舞、後者は朝鮮系の舞だそうです。
日本の皇室文化は、きわめて色濃く大陸の影響を受けています。
皇室文化は、国際色豊かです。

総理大臣や議長、閣僚、国会議員、都道府県会議長、ノーベル賞受賞者、
文化人、芸能人、国際協力分野の功労者、障害者団体や宗教団体の代表等、
いろんな著名人がお招きに預っていました。

若い私などは、何となく気後れしてしまって、居心地が悪かったです。
こういう行事は、功成り名を遂げた人こそが、ふさわしいと思いました。

偉い人たちに囲まれていると、自分まで偉くなったような錯覚に陥る恐れがあります。
錯覚に陥らないように心がけているものの、そうならない保証はありません。
天狗になってしまわないように、勘違いしないように、
なるべく華やかな場は避けようと思います。

私のような発展途上の人間は、宮中行事のような華やかな場には、
あと30年位は出なくていいかもしれません。

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2009年11月11日 (水)

排他的で独善的なのは?

新聞報道によれば、小沢代表がキリスト教やイスラム教を
排他的な宗教と評したそうです。怒りを覚えます。

森元総理の「神の国」発言がかわいく思えるほど、無茶な発言です。
たいへん一面的で誤った宗教観を持つ小沢氏が、
日本の総理大臣じゃなくてよかったと思います。

新聞報道を拾い出してみると、小沢代表曰く;
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キリスト教もイスラム教も排他的だ。
排他的なキリスト教を背景とした文明は、
欧米社会の行き詰まっている姿そのものだ。

その点、仏教はあらゆるものを受け入れ、
みんな仏になれるという度量の大きい宗教だ。
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キリスト教文明は非常に排他的で、
独善的な宗教だと私は思っている。
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キリスト教よりましだが、イスラム教も排他的だ。
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私自身は実家が浄土宗なので、仏教徒のカテゴリーに入るでしょう。
しかし、イスラム教国(インドネシア、アフガニスタン)にも、
キリスト教国(フィリピン、イギリス)にも、住んでみて、
多少は国際政治学や社会学、地域研究をかじってみた者からすれば、
たいへん誤った宗教観だと思います。

キリスト教でも、イスラム教でも、ユダヤ教でも、仏教でも、ヒンズー教でも、
一部に原理主義者がいて、さらにその一部が暴力的なテロに走ったりします。
自爆テロ=イスラム原理主義のようなステレオタイプがありますが、
キリスト教徒や仏教徒の中にも自爆テロを行う人はいます。

イスラム社会でも穏健派は多いのですが、穏健派は問題を起こさないので、
事件を起こして世界の耳目を集めることはありません。
イスラム教は、他宗教に対してもともと寛容なところも多い宗教です。

伝統的にイスラム教徒とキリスト教徒が平和共存している社会も多いのですが、
紛争を起こしていない地域のことは報道されず、知られていません。

スリランカなどでは仏教徒が、ヒンズー教徒を弾圧しているケースもあり、
日本でも徳川家康を一番手こずらせたのは戦闘力の高い一向宗でした。

オウム真理教のような特殊な新興宗教はともかくとして、
イスラム教やキリスト教といった伝統ある世界の大宗教は、
どの宗教も、包容力があり、寛容なところがあります。
そして同時に、一部に過激派や原理主義者を抱え込んでいます。

それに「キリスト教の欧米社会は行き詰っている」という認識も疑問です。
イギリスに住んでみて、イギリス社会の多文化への寛容さや社会の健全さを
うらやましい気持ちで眺めた覚えもあります。
もちろんイギリス社会も多くの課題を抱えていますが、小沢代表が言うほど、
行き詰っているようには私には思えません。

それなら仏教徒が主流を占める日本社会は行き詰っていないのでしょうか?

小沢代表は「イスラム教徒やキリスト教徒は排他的で独善的」と評することが、
他宗教の人から見れば「仏教徒の排他性と独善性の証拠」と写る恐れがあるのを
ちゃんと認識しているのでしょうか?

イスラム教徒やキリスト教徒からすれば「排他的で独善的なのはお前だろ!」
と思いっきり突っ込みたくなるような発言内容です。

こんな不寛容なコメントをする小沢代表こそ「排他的で独善的」だと思います。
党内の活発な議論が封殺されている民主党の現状を見ると「なるほど」と思います。

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